FC2ブログ

狐に化かされたK蔵さんの話(第2話)


前回は、杉本家に伝わる不思議な話「キツネに化かされた人たち」の第2弾として狐に化かされたK蔵さんの話を始めたところでした。
今日はその続きです。

・・・・・

バスを運転していたのがこのお話の主人公、大月交通の運転手K蔵さんです。
暗い夜道を走っていたK蔵さんのバスは、終バスということもあり、もう乗客は1人もいなかったそうです。
真っ暗闇の中を誰も乗っていないバスを運転するのは、どうにも寂しくて少し気味が悪くもあります。
そんな時にあの事件は起きました。


甲州街道と言っても80年も前のことですから、舗装されてなんかいません。小石混じりの土の道路で、幅もせいぜい6mくらいなところでしょう。

そんな道を走っていたわけですが、昔のバスのことですからサスペンションも利きがあまり良くなく、路面の悪さも手伝ってギシギシときしみながら走っていたんじゃないでしょうか。
ヘッドライトだって薄黄色く拡散するようなやつで、あまり遠くまでの視界を確保してくれるような代物ではなかったんでしょう。

梁川(やながわ)の村を過ぎてしばらく行った頃です。
ガタゴトと焦点の定まらないヘッドライトの端が一瞬何かを映し出しました。
バスの行く手、ゆるくカーブする道路の脇にボウッと白い物体が見えた気がしました。

こんな夜道に人がいるはずが無く、ひょっとしたら幽霊なんじゃないかと鳥肌が立ちました。
しかしバスが近づくにつれて、それがやっぱり人であることがわかりほっと安心したK蔵さんでした。

立っていたのは1人の若い女性でした。
K蔵さんは女性の前でバスを止めると運転席の窓越しに声を掛けました。

K蔵さん:「1人けぇ?こんな夜更けにこんな山ん中でバス待ってたんじゃ、さぞかし心細かったんべぇ?さぁ、今ドアを開けてやっから急いで乗りな!」

きしみながらドアがばたんと開くと、女性はすうっと乗り込んできた。






(続きはこちらへ・・・)





              <Time Slip>
              ☞ 第1話 

                拍手する
仕事のやり方を改善したいならここをクリック!
blog用Prove2           
業務改革パートナー!! プルーブ


和太鼓の魅力を感じたいならここをクリック!
blog用JDMS1
心に響く和太鼓音楽集団!! 佐倉太鼓衆

テーマ : 日々のつれづれ - ジャンル : 日記

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー) URL

プロフィール

sugimotom

Author:sugimotom
ようこそ!
職業は業務改革パートナー。余暇は篠笛や和太鼓の響きを楽しんで過ごしています。
そんな私の仕事のこと、趣味のこと、日々感じたことなど 徒然に書き留めています。

私も気が付けば半世紀もの月日を重ねてしまっていました。
飛び去るように過ぎて行く貴重な人生の合間に、ほんの少しだけ立ち止まって、さぁ深呼吸!

大切な今を思いっきり感じましょう。
    → → → プロフィール

最新記事
FC2カウンター
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
..
ブログパーツ アクセス解析