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事業連鎖という視点(第2話)


前回は先日聴講した早稲田大学ビジネススクールの内田教授の
「異業種競争戦略~新しいタイプの競争を事業連鎖で読み解く」
という講演への感想を書き始めました。

今日はその続きです。
・・・・・

内田先生の説は、これからは従来のバリューチェーンの枠組みではなく、自企業を越えた「事業連鎖」で考えないといけない時代になったというものでした。

そして中でも衝撃的なのは、事業連鎖の中で行なわれる異業種競争では、その業界の中で培われてきた自社の強みが却って弱みになってしまうことが少なくなかったという指摘でした。

例えば、再販制の慣習の中で広い流通ネットワークを保有し大きな影響力を持っていた出版社が、フリーペーパーに揺さぶられてしまっている事例です。

フリーペーパーは書店で扱わずに、売店の脇や駅のホーム、通路などのちょこっとしたスペースに置いてあります。
従って無店舗販売に近い形態なので出店コストが極めて小さく済むのだそうです。

しかし、大手出版社は自社の強みである流通ネットワークを維持するために、フリーペーパー専門店のような販路が使えずコスト競争力でかなわないのだそうです。

これまでの強みが弱みになってしまうという、この手の事件はたくさん起きているとのことでした。


ひところ「ボーダーレス」という言葉が良く使われましたが、ただ単に境界が無くなるだけでなく、ビジネス構造までもが大きく作り変えられてしまうというのが、この「事業連鎖を伴う異業種競争」なのだと思います。
だから、どのようなルールの競争となるのかをよく考えないと翻弄(ほんろう)されてしまいます。



「新規事業を開拓する」と言った場合、自社にとっては「新規」であっても、社会的に見ればほとんどの場合は「既存事業への新規参入」のケースが多いと思います。

その際に「事業連鎖を伴う異業種競争」となるかどうかで、インパクトの大きさが随分と違うでしょう。

さて、次回は「事業連鎖を伴う異業種競争」についてもう少し考えてみることにします。




(続きはこちらへ・・・)


              <Time Slip>
              ☞ 第1話 


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