要求定義と要件定義の違い

一般的に、情報システムを構築する時に「要求定義」とか「要件定義」とかいったものが必要になります。
しかし、意外とこの辺りの区別がされていないことも少なからずあるようです。

書店でコンピュータ関係の書籍コーナーに並んでいるシステム開発技法の解説書を見てみると、この両者をきちんと区別して書くことなく曖昧にされているものが多く見受けられます。


ユーザーとの打合せで、要求定義と要件定義の言葉の違いがわからずに困惑している若いSE(システムエンジニア)も少なくないのではないでしょうか。


要求定義と要件定義をきちんと区別して考えることが大切です。
というのは、要求定義と要件定義では意味合いが全く違うからです。


要求定義は正確に言うと「業務要求定義」または「ユーザー要求定義」の略です。

同じく、要件定義の方は「システム要件定義」の略です。


要求定義の方は、

「こうしたい!」
「こうなって欲しい!」

という、システム利用者(=ユーザ)側からの要望を書き留めたドキュメントです。
つまり、システムが完成した暁に得たい恩恵を示します。
(多くの場合、要求者の脳裏では日常の業務場面に照らした形で発想されています)
もちろん、「いくらで」「いつまでに」といった付帯条件も伴います。

一方、要件定義の方はと言うと、

「では、こうします!」
「こういう機能と性能にします!」

という、システム設計者側で受け入れる設計条件を書き留めたドキュメントです。
(この種のドキュメントのことは仕様書とも言います)


つまり要求定義書にはユーザ側の思いが込められ、要件定義書には調整され意思決定された仕様(スペックとも言いますね)が表わされているのです。

製品開発で設計仕様を決める手法としてQFD(品質機能展開)がありますが、QFDに重ねて考えるとわかりやすいと思います。

QFDの左側の列が要求定義項目、上段の行が要件定義項目という関係です。
つまり、QC(品質管理)用語で言えば、要件定義項目はユーザー要求の「代用特性」ということになります。



(続きはこちらへ・・・)





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