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要求定義と要件定義の違い(第2話)


前回は、「要求定義」と「要件定義」の内容の違いについてお話をしました。
今日はその位置付けの違いについてお話しします。
・・・・・


前回、要件定義の作業をQFDを作っていく作業に例えました。
ユーザー要求項目を、システム的な代用特性に置き換えて各種パラメータを決めていく作業が、QFD作成の過程と同様だからです。

要件定義の場面は、意思決定の場面であるということが重要です。
どんな機能や性能で我慢するのかを決める場面なのです。
何故「我慢」するのかというと、それは費用や開発期間などに制約があるからです。


それに対して業務要求は「必要なこと」なので開発側の状況におかまいなしに出てきます。
(もちろんそれでいいのです。)

だからそれらを要件定義の場面で、現実的な形に整えていくわけです。


その後要件定義された骨格に沿って、さらに詳細な設計仕様が詰められていきます。
よくできた要件定義書が在れば、その後の詳細設計は比較的機械的な作業で済まされます。
従って要件定義は、開発側にとってとても大切なものなのです。


さて、今度は要求定義についてお話します。

要求定義はユーザー側にとって非常に大切なものです。
というのは、要求定義の善し悪しが、システムが効果的かどうかを左右するからです。


要求定義は、ユーザーの要望を単に書き並べる作業ではありません。
ユーザーの要望は抽象的な表現が多いので、それを具体化するという重要な作業があります。

具体化作業の中には、業務に照らしてその要望が本当に重要なのかを検証していく作業が含まれます。
その要望が、

「どの課題を解決するものなのか?」
「単に不具合現象への対症療法ではないのか?もぐらたたきではないのか?」
「副作用(デメリット)はないのか?」

など、多面的に検証します。当然、具体化の過程で取り下げられる要望も出てきます。

要求定義をきちんとできるためには、業務全般に対する知識や経験を備えていることが望まれます。


ところで要求定義書のことを「RFP」(Request For Proposal) と言うこともあります。
RFPは、ユーザー側から開発側へ提示される要求定義書のことで、RFPを元に開発側が提案書を作って提示します。費用や開発期間などの前提が食い違わないようにするために、ユーザー側と開発側の間で事前に取り交わされます。
RFPと要求定義は同じものだと考えて構いません。


私の勤めるプルーブでは、要求定義や要件定義の作業もお手伝いしています。

ユーザーサイドの要望を租借して、きちんとした要求定義書に落とし込んでいく作業は、プロに任せた方が安心という考え方が定着してきたからだと思います。





              <Time Slip>
              ☞ 第1話 

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職業は業務改革パートナー。余暇は篠笛や和太鼓の響きを楽しんで過ごしています。
そんな私の仕事のこと、趣味のこと、日々感じたことなど 徒然に書き留めています。

私も気が付けば半世紀もの月日を重ねてしまっていました。
飛び去るように過ぎて行く貴重な人生の合間に、ほんの少しだけ立ち止まって、さぁ深呼吸!

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